10月に入ると、青森県でも緑の森林は黄色や赤に染まり紅葉の時期となります。
森林も多く自然豊かな青森県は紅葉名所や紅葉観光イベントが盛んです。
県内・県外からも多くの人が美しい紅葉を見るために多くの観光客が青森県に訪れます。
しかし、なぜこんなにも青森県は紅葉が多いのか。そもそも、どのようにして紅葉ができるのか知っていますか?
紅葉のメカニズムを知ることで、普段の紅葉観光をさらに10倍楽しむことができ、美しい青森県の紅葉を楽しんでみてください。
■なぜ紅葉ができるのか。紅葉ができるメカニズムについて
普段自分達は目にする緑の葉っぱは、「クロロフィル」「カロチノイド」「アントシアニン」という色素があり、それぞれ特有の色を持っています。
- 「クロロフィル」・・・緑色
- 「カロチノイド」・・・黄色
- 「アントシアニン」・・・赤色
特に「クロロフィル」の色素が多いため緑色に見えています。
この緑の色素を使って、葉っぱ達(植物)は光合成をおこなっています。
しかし、秋になると気温が下がり光合成ができなくなります。
そのため、緑色の葉っぱの元気はなくなり、水分も少なくなるため、葉っぱが木から落ちてしまいます。
その際に、葉っぱの色素である、「クロロフィル」と「カロチノイド」を分解して木から落ちるのです。
分解スピードに差があり、カロチノイドの方が遅く分解されます。
クロロフィルは緑色、カロチノイドは黄色を含んでいるため光合成ができない秋の時期に黄色の葉っぱができるのはこの理由だからです。
この分解を進みながらも、少しずつ光合成を行いながら「アントシアニン」を生み出し、黄色の葉っぱから赤色の葉っぱに変化していきます。
紅葉によく見られる葉っぱは「カロチノイド」と「アントシアニン」を多く含んだ植物ということになるのです。
■青森県の紅葉スポット一覧
弘前公園
桜の木が日本一の弘前公園。
そのため紅葉になる木も多く人気の観光スポットとしても有名です。
紅葉を見ながら弘前城を目指して散策するのはデートコースとして人気です。
桜が散り、外堀には桜の絨毯ができるように、秋は紅葉の葉っぱが埋め尽くされ、紅葉の絨毯ができるので、一度見てみてはいかがでしょうか。
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八甲田連峰
壮大な森林がある八甲田連峰の紅葉。
ロープウェイから見る紅葉は壮観であり、360パノラマで見る紅葉は一度見たら忘れられない体験ができるでしょう。
約10分間における空中散歩での紅葉は独り占めでき、贅沢な時間を堪能してください。
奥入瀬渓流
静かに流れる川のせせらぎと共に、紅葉を堪能してみてはいかがでしょうか。
周りは色づいた木々が沢山あり、目の前には透明な奥入瀬渓流の水が流れる風景は、忙しい日々を送っている方には、癒しのスポットとなります。
14kmにおける奥入瀬渓流を中心に、程よい汗をかきながら紅葉を楽しむのも紅葉観光では人気のスポットとなっております。
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酸ヶ湯温泉
青森県最古の温泉を楽しみながら、紅葉を見れる温泉宿といえば「酸ヶ湯温泉」
温泉に入りながら紅葉を楽しむことができ、10月の酸ヶ湯は人気となっています。
朝もやがかかる紅葉は、静かで優雅であるため特に朝風呂からの紅葉観光がおすすめです。
酸ヶ湯温泉での紅葉観光は早朝がいいでしょう。
■まとめ
青森県では京都・奈良といった紅葉の観光スポットは数多くはありませんが、それでも人気があります。それは紅葉の面積が多く、大人・子供まで幅広い年齢層が楽しむことができるからです。
最近では、インスタ映えを求め多くの若者が近場の弘前公園を訪れたり等、少しずつですが盛り上がりを見せています。
コロナウィルスも落ち着いてきたので、ソーシャルディスタンスを保ちながら青森県の紅葉を楽しむのはいかがでしょうか。
紅葉を楽しむなら、紅葉が見れる温泉宿に泊り、青森県を堪能できる食事を体験するのが一番おすすめです。