みなさん、こんにちわ!こんばんわ!青森ブロガーのきーと(@aokurashi)です。
今回ですけども、4/21にシャープ株式会社からマスクを販売が開始されました。
マスク不足の中、頑張ってマスクを生産しマスクが必要な人に届けようとしましたが、結果としてはマスク購入者が販売日にアクセスが集中し、サイトが繋がりにくくなり結果、購入できない。サイトが見れないと言った結果になりました。
販売開始から5分でサイトが見れなくなり、シャープ運営もサイトが見れないという結果にもなり、さらには、シャープの家電にも影響し、「エアコンがつかない」「炊飯ができない」といった実生活にも不具合が出ました。
シャープのマスク購入しようとサイトにアクセスしたけど、集中しすぎていてサイト見れない…😵
— MidoriAlice333 (@MidoriAlice333) April 21, 2020
シャープさんのマスク販売の影響で、ホットクックのメニューが見れない。
風吹けば桶屋が儲かる的な。
ただ現時点では誰も儲かっていない模様。— MOME (@momecco) April 23, 2020
なぜ、今回このようになった原因を通販運営経験者がわかりやすく説明したいと思います。
今現在通販をやっている方や、世間やSNSが話題になっているシャープマスク販売問題を説明したいと思います。
■マスク販売がうまくいかなかった原因とは
今回のマスク販売では、様々な原因があると思いますが、これが確実な原因というわけではありません。
通販販売は様々なシステムや人が絡んで運営されているためどこに直接的な原因があったのかがわからないです。
また、シャープ株式会社のように、大手企業にもなると関係する人は多くなり、システムも複雑になってくるため、原因がわからなくなるのです。
しかし、今回の原因は下記のようなことが挙げられます。
- アクセスの予想ができていなかった。
- サーバーの強度が理解できていなかった。
- 関係部署の連絡ができていなかった。
- 販売を急ぎ過ぎた。
上記のような原因は通常の通販販売でもありえることです。
【原因1】アクセスの予想ができていなかった。
サイトが見れないといった原因はこのアクセスが想定よりも集中し、サーバーが圧迫してサイト表示ができないのが原因です。
マスクの買占めが起き、市場にマスクがない時にシャープ株式会社がマスクの生産・販売をしますという情報が、ネット・SNS・テレビで紹介され一般のユーザーに知られて販売を待ち望んでいたと思います。
この時点でシャープさんの集客が大成功しており、販売したら確実に注文が入る導線を作りました。
ただ、集客方法が絶大すぎて想定の人数がアクセスしてきたのがサーバーパンクという結果になってしまいました。
【原因2】サーバーの強度が理解できていなかった。
通販販売をしていると、ついつい自分のサーバーがどれくらいなのかがわからないことが多いです。
ブログを運営している方も、現在使用しているサーバーの容量を把握している人は少ないのではないでしょうか。
つまりそれと同じです。
シャープさんくらいになると大手になりますので、システム部門というのがあると思いますが、管理するサーバーが多すぎてどこまで把握しているのかが的確にわかっていなかったのでしょうか。
【原因3】関係部署の連絡ができていなかった。
大手企業によくありがちな原因となります。
関係する部署や人が多すぎて、情報の共有や連絡ができていなかったかと思います。
通販には、「デザイン」「システム」「発送」「プロモーション」「営業」といろんな部署が絡んでチームとして動かないとうまくいきません。
販売方法、販売数、発送方法といったことをいろんな議論をしていろんな意見も出て最終的にこうするといった結果が曖昧になってしまったのではないでしょうか。
【原因4】販売を急ぎ過ぎた。
シャープさんはより早く、マスクを届けたかったと思います。
しかし、結果はサイト表示できないや現在販売している家電にも影響が出てしまった。
最低限でも家電に使用しているサーバーとマスクを販売するサーバーを切り分けて、販売用のサイトを準備してから行うのが理想的だったですが、一つにしたのが大きな問題に広がったと思います。
(サーバーを切り分けて、販売できる設定をして、デザインをして、構築してとなると時間がかかるのですが。。)
■どうすればよかったのか
注文は殺到される場合は、一番に考えないといけないのは、サイト表示と在庫の連動が一番重要となります。
考えられる対策としては
- サーバーを切り分ける。
- アクセスを限定的にする。
- 少しずつ在庫を投入する。
この3つを行うことで、スムーズな販売をすることができたのではないでしょうか。
【対策1】サーバーを切り分ける
アクセスが集中して、サイトは見れない。エアコンがつかないといった実生活に多大な影響を与えてしまいました。
すぐにサーバーを準備して、販売できるようにするには大変ですが、最低限はこの対策をしていれば実生活まで影響がなかったと思います。
影響があった商品
AI×家電が影響出てしまい、サーバーを経由する製品をすべて稼働不能になったと思われます。
2020/5/4時点では、すでにマスクの再販売が開始されているため、これらの家電に影響なく販売を開始しています。
家電商品が便利に、情報が共有される時代ですが、ITに頼りすぎると何かあった場合に影響範囲が広く、生活に困る場合があると言えますので、メーカーには今後の対応に期待したいと思います。
【対策2】アクセスを限定的にする
アクセスが殺到するような商品を販売する場合は、限定的な販売をするようにしましょう。
例えば、抽選販売をするや、地域ごとのIPアドレスを制限し、販売するなどの対策ができたと思います。
今回のように、一斉にマスクを求めてアクセスが集中するとサーバーダウンという形になります。
シャープさんは、抽選販売という形を取ってアクセスの制限をしながら多くの人に手元に行くような販売方法にしました。
【対策3】少しずつ在庫を投入する。
上記の対策が行われたしても、短時間に沢山の注文が入ると準備している在庫が一気に減ることがあります。
システムの在庫管理が追い付かなくなり、予定しておいた在庫よりも多く注文が入ってしまって、せっかく注文したのに、キャンセルになってしまうのです。
なので、一気に持っている在庫を販売するのではなく、少しずつ在庫を投入して在庫以上の注文にならないようにしましょう。
もし、在庫以上の注文が入った場合、注文をしてくれたユーザーにキャンセルさせるといった対応をしないといけないので、信用問題にもかかわりますので十分に在庫の管理はしてください。
■まとめ
今回のシャープさんでのマスク販売は、最初はサイトが表示しないといった不具合がありますが、今は抽選販売をしておりアクセスが制御しながら販売をしています。
サーバーによるサイト表示ができなくなったり、各ご家庭で使用している家電に影響があったりなどがありました。
通販ではサーバーの仕様や構成を把握していないとこのようなことがありますので現在通販をやっている方は今一度確認してください。
これから通販をする方は初めての事だと思いますので、ご連絡をいただければアドバイスをさせていただきます。